基礎知識

家や土地を不動産業者に売りたい人必見・業者選びのポイントは?

家 売る

不動産業者を通じて不動産を売却する時には、売却先は不動産業者ではなく、買取希望の一般の方になります。

つまり不動産業者はあくまで仲介業者であって、不動産を買い取る相手ではありません。

しかし不動産業者が不動産を買取してはいけないという規則はありません。もし不動産の売却を不動産会社に対して行いたいと思うなら、不動産業者と直接取引を行う事もできます。

ではどのように業者を選べば良いのでしょうか?

少しでも高く買い取ってくれる不動産業者を選ぶ

個人に不動産を売却する場合と、不動産業者に対して不動産を売約つまり業者に買い取ってもらう場合では条件が異なっています。

その条件の中の1つに、瑕疵担保責任の免除という事があります。不動産物件の売却後に、不動産に瑕疵が見つかった場合、売主は補償をしなければならないという事が瑕疵担保責任です。

しかし相手が不動産の業者であれば、この責任が免除されるので、売却後の出費の危険性を考える必要はありません。

ですから不動産業者に対して不動産を売却する時の選び方は、少しでも多く利益が残る業者にするという事です。非常に単純且つ明快な選び方になります。

しかしここで注意しなければならない点があります。

不動産業者が不動産を買取という形で引き取るようになると、通常の売却金額よりも非常に安くなってしまいます。

あくまで例ですが、通常の売却の場合の査定額が2,000万円だった物件が、不動産業者の買取になった場合1,400万円になったという事もあります。

つまり3割も価格が安くなったというわけです。

なぜこのような事が起きるのでしょうか?

不動産業者に買取してもらうデメリット

不動産業者は基本的に不動産を買い取るということをしません。

その理由は非常に分かりやすく、単にリスクを回避するためです。

たとえば3,000万円で不動産を一月に4件買取したとしたら、その月の支払いは1億2,000万円という事になります。普通の不動産業者であれば、こうした金額の出費に耐えられるような体力はありません。

しかし大手の不動産業者であれば、買取が可能となりますが、それでも値段は安くなってしまいます。

その理由は仮に不動産物件を購入した後、業者は内装をリフォームしたり、外装を工事や塗装することで綺麗にします。

このリフォームの後に、リノベーション物件として個人に対して販売をするようになるわけです。

たとえば業者は2,000万円で購入した物件のリフォームを300万円かけて行い、3,000万円で個人に売却するという事もあります。

この場合の不動産売却に伴う不動産業者の純利益は700万円となりますので、かなりの金額です。

しかしここで注意しなければいけないのは、不動産業者に売った金額は2,000万円であっても、本来個人に対して売却する金額は3,000万円程度だったはずという事です。

つまり不動産業者に買取をしてもらった時点で、1,000万円ほど損をしてしまっているということです。

このような金額の差が出てくるため、不動産業者へ不動産を売却する時は慎重にならなければなりません。

不動産業者へ売却するメリット

不動産を売却する時は、多くの点が不明瞭となります。

希望する金額で売却できるのか、買い手が現れるのか、期日までに売却できるのか、売却後にトラブルは起きないのかなどです。

なかなか不動産の購入希望者が現れないために、1年から2年もずっと待っているという方も少なくありません。

しかし不動産業者へ売却するのであれば、こうした時間的な心配は一切必要ありません。

不動産業者が買い取るという契約を結べば、自動的に不動産の売却が確定します。しかし先程述べたように、不動産業者による買取金額は安くなるもので、個人への売却時の査定金額よりも3割は価格が低くなってしまいます。

売却完了までの時間を最重要にしている方にとっては、業者への売却は大きなメリットとなるでしょう。

不動産業者に売却する他のメリットは、先程簡単に触れたように瑕疵担保責任が免除されるという点です。

不動産業者は土地と建物のプロであるゆえに、購入時にきちんと確認できるために、業者が買い取る場合売主への責任はなくなります。

さらに業者が買い取るため、通常の売却時に必要となる内覧などの時間も一切必要ありません。そして人によっては銀行でローンを組んで家を購入したため、売却時にまだ返済が終わっていないというケースもあります。

通常このようなケースでは家は本人の物ではなく、ローン会社の権利になっていますので、売却時にはまず返済を終了させる必要があります。

しかし業者が相手である場合、残りのローン返済について不動産業者が銀行と交渉をしてくれるため、不動産の売却を行える可能性があります。

このように不動産業社へ不動産を売却する時には、少しでも良い金額を設定してくれる業社を選ぶ事がオススメです。

さらに業社に不動産を買取ってもらう際には、きちんとメリットとデメリットを理解しておく必要があります。

すぐに売却が可能になるため短時間での取引になるのはメリットであり、売却金額が安くなることはデメリットとなるでしょう。